沖縄県民との出会い

時は戻って2020年。

自宅の駐輪場でヒラタのメスを拾ったことでクワガタ飼育を再びやり始めたんですが、

そのメスは結局産まないまま死亡してしまったんですよね。

同じようにノコのメスも駐輪場に来てたんですが、こいつも産まないまま死亡してしまいました。

この経験から野生メスは持ち腹というのはあんまり信じてないんです。

 

気合い入れて買ったコバシャ小に産卵木にMIKU社のクワガタムシ専用マット。

残骸が虚くて、、かと言ってもう10月でコクワしか出会えていません。

15年前はあんなに簡単に採集出来た本土ヒラタを金出して買うのは悔しいし、温度管理するほど本気でやる気はないし、

そこで候補に上がったのが離島ヒラタ。これならまあ金出して買うのも仕方ないと言い聞かせられるので(笑)

 

そうと決まれば生体探しに天六にあるインセクトショップグローバルに。

本当はサキシマヒラタが欲しかったんですが(笑)、予算オーバーだったのでオキナワヒラタに。

WF2で45mmペア2500円ぐらいだった思います。サキシマはデカくて高いのしかなかったです。

 

更に産まずに終わったら嫌だったのと安かったのでヤフオクでも購入。ワイルド53mmに2メス(片方は触角欠けの為)が送料足しても3000円でお釣りきたと思います。

 

その頃はとにかく次世代が作れたら何でも良かったので、すんなり交尾する組み合わせを引くまで手当たり次第鉢合わせていました。

 

そして交尾も確認し、メスを産卵セットに入れて、無事次世代も確保しました。

が、時期が悪く12月孵化なので、

2月になっても2齢のまま。そこから成長期待してG-potの1500ccに入れたんですが5月には羽化してしまい最大でも56mmという結果でした。

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あ、こいつはもう死んでいます。存命の奴もいますが、挟まれるの嫌なので(笑)

本土ヒラタに比べると内歯が真ん中寄りなのと、体の光沢が強い?感じですね。あと同サイズなら本土ヒラタよりガタイがいい。

 

21年期も種親が健在だったのでダラダラと産卵させていたんですが、その子供はマットのまま8ヶ月ぐらい放置してしまってオスは47mm、メスは31mmと採集個体みたいな有様でした。

 

そして最初の種親も続々と逝ってしまったので、22年期は初夏からペアをそのまま産卵セットに突っ込んでいたんですが、卵が見えたのはまた11月になってから。

この年は仕事が忙しかったのでペアリングも面倒でそのまま産卵セット同居でした。

 

それで12月に割り出し、初齢幼虫2匹だけ取れたので、今度こそは60超え狙おうと、でもいきなりG-potの900ccに入れて死なれても嫌ということで間をとってGカップに入れてたんですが3月末ぐらいまで食跡すら出ず。

いい加減どうなってるんだと取り出したら初3齢と2齢でした。

ここでいい加減確信に変わるんですが、晩秋産卵は全然大きくなりませんね。

若齢のまま期間(積算温度)を稼いでしまうので。

 

むかーしに本土ヒラタ65mmを羽化させた時は秋産卵で菌糸だったので、夏以降に産卵させ(早期羽化阻止)菌糸さえ使えば簡単に60は超えると思っていましたが、早期羽化阻止以外は色々と間違っていました。

 

そいつらはそのあとマット飼育で、片方(初3齢だった方)は上部にいる事が多かったので食い上がったのかと思って交換済み。

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交換した時は6.36gでした。多分メス。というかオスだったら相当悲惨(笑)

もう片方は姿が見えない内部にいる事が多いので様子見ています。

 

こいつらの母親も再び存命の55mmと交尾させ、6月20日ぐらいから産卵セット投入中で、

既に幼虫1匹と卵2個が底面から見えています。

卵を管理するためのプリンカップが埋まっているので、そっちが孵化して空きが出次第割り出します。

いい時期に産卵させられたので今期こそ60mm越えを狙いたい。

ネット上の飼育記を読んでいると産卵セットのまま60ミリで羽化したなんて方もいますが、

どうも沖縄県民は私とは相性が悪いようです(笑)